大阪堺市のウサギ病院-キキ動物病院 の日記
-
ウサギの緊急手術【大阪堺市ウサギ病院】
2012.08.19
-
ウサギの緊急手術
夜10時前に電話でウサギが昼から急激にお腹が腫れてきたと。
嫌な感じだから様子をみないで早く来院を勧めた。
検査の結果、かなり閉塞が疑わしい。
リスクが高いが、内科で様子を見ても亡くなってしまう可能性が高く、手術を強く勧めた。
緊急手術で開腹した結果、やはり胃が露出できないくらい拡張しており、まずは減圧が必要な状況でした。
胃を減圧した後、閉塞部を探すと十二指腸の膵管開口部あたりに閉塞物を発見。
しかし、腸壁が壊死寸前の色をしている。
かと言って膵管開口部を温存したまま壊死部を切除することは難しい。
人みたいに内視鏡突っ込んで内側から確認しながらの手術なら可能だろうけど、ウサギでは現実的ではない。
悩んだ結果、膵管開口部の反対側で縦切開、異物をとりだし横縫合(教科書的にね)した。
写真は抜去した貯留液と閉塞物。
異物は毛球でした。
キキ動物病院
大阪府堺市中区深井北町117-3
072-276-3555